顔の湿疹の治し方(乾燥性湿疹、脂漏性湿疹、酒さ様皮膚炎) 長文バージョン 未選択 2015年01月09日 ちょうど2年前の冬、頬に数個小さなニキビのようなものが出来、皮膚科で「乾燥による湿疹」と診断されました。その際、ロコイドクリームというステロイドの塗り薬を処方され、1週間塗りましたがじわじわ悪化。次に少し強めのステロイドを再度処方されました。皮膚科の先生に、以前もホルモンバランスがおかしくなりニキビが大量発生したことがあると伝えたら、冷たく乾燥だと言われ、加湿やマスクで乾燥しない状況を作っても治らないため不信感を抱いたので別の皮膚科に行くことにしました。そこでは強めのステロイドと、非ステロイドの塗り薬を出され、両方試してみることに。この時点で、両頬・おでこが真っ赤に腫れブツブツが見るも無惨な悪化っぷり。試して見た結果、非ステロイドのタクロリムス軟膏が症状を抑えてくれ、真っ赤な腫れからザラザラする程度までは治まり、毎晩塗っていました。先生の診断結果は「脂漏性湿疹」かも、という曖昧なもの。ここでは漢方薬を飲み薬として出され、2ヶ月飲んで変えるの繰り返し。5種類ほど薬を変えましたが、改善されず、10ヶ月。何度か病名を聞いたり、日常生活で気をつけることを尋ねたりしましたがいまいちピンとこない回答で、病院が遠かったこともあり、通うのをやめてしまいました。1年経過し季節は冬。マスクをずっとつけて、真っ赤な腫れを隠してましたがたえられなくなり再度別の病院へ。ここでの診断は「酒さ様皮膚炎」でした。明確な治療法はなく、完治は難しいとのこと。非ステロイドのタクロリムスがあっているので、このまま続けながら飲み薬の抗生物質ミノマイシンを処方されました。抗生物質は胃痛を伴ったので、胃薬も同時に服用。タクロリムス(この時点で同じ成分のプロトピックという薬に変わりました)は副作用にニキビを伴うので、ニキビの塗り薬ダラシンゲルとビタミン剤を処方されました。1週間ほどで一旦真っ赤に腫れる状態は治まったので、飲み薬ミノマイシンを中断し、毎日塗り薬を塗り続けることに。1年以上治療していると、そろそろ悪化するなーというタイミングが分かるようになり、その前にミノマイシンを飲む→1週間ほど治まる→触るとブツブツが増えてきた感触がある→ミノマイシン、というサイクルで治療を続けました。この塗り薬で大変なのは、髪についたらベタベタするのでおでこに塗るために前髪を毎晩カーラーで巻くことで、とてもめんどくさがりなわたしは途中でおでこの治療を中断してしまいました。前髪を厚めに切り、隠してしまったのです。この頃、私はじんましんも発症し、身体中がかゆいという症状を伴ってました。わたしにとってはすっかり慣れ親しんだ湿疹よりじんましんの方が深刻で、いつの間にかおでこの状態を忘れていたのです。そして2ヶ月前、ふと、そういえばおでこの湿疹が収まってることに気づきました。これは、飲み薬ミノマイシンだけで試してみる価値がありそうだ、と次は左頬の塗り薬をやめました。いったんすごく悪化するけど、2週間ほど経つと、ほとんど湿疹が出ないまでに改善。比較対象に右頬は塗り薬を続けていたので、今、右頬をやめています。絶賛悪化中ですが、2週間後が楽しみです。先生曰く、酒さだと思ったけど、塗り薬をやめて治るならニキビだったのかも、とのこと。試しにニキビの塗り薬は塗ってみていますが、全然改善されないので、今度報告しようと思います。と、まあ長々と経過を書き記した訳ですが、この1年で他にやってみたことも幾つかあります。◼︎ノンシリコンシャンプーをやめ、低刺激のものに変えた。脂漏性湿疹と診断された際ネットで調べた情報を元に、キュレルに変えました。今は、オイルシャンプーを使ってます。◼︎毎日湯船に浸かるようにした。副作用のニキビ治りが悪く、代謝を上げるために。◼︎凍らせた保冷剤で冷やす。熱を持って腫れる症状には、寝る前に1時間ほど冷やして治めました。◼︎日に当たらない。真夏でもマスク。マスクが出来ない状況では、日焼け止めがっつり。塗り薬に日光は色素沈着を起こし良くないそうなので、マスクの中に汗をかきながら、友達に何でマスク?と言われながら夏を越しました...。◼︎低刺激のスキンケアに変えた。日焼け止めの後、少しザラザラが増える気がして、刺激がよくないのかな、と無印良品の低刺激シリーズに。乳液はあまり使わず、ヴァセリンで保湿をしています。悪化させている間は腫れてブツブツする以外に、カサカサも起きるので、ヴァセリンは優秀な働きをしてくれています。いろいろ試しすぎたせいで、明確に何が効いたのか分かりませんが、実験してみることは大切だなと思いました。同じ症状で悩んでいる方の参考になるものがひとつでもあれば嬉しいです。長文にお付き合いありがとうございました! PR